地元の中学校で防災マップ作りへの講評

本日、地域学校協働推進員を務めている地元の中学校で、学習活動に対して防災士としての講評を行って来ました。

学習内容は地震による土砂災害が発生した場合に、学校から自宅にどうやって帰宅するか、そのルートを考える

「逃げ地図」

を作ることです。今回は3年生がこれまで3年間にわたって防災についての学習を継続して行ってきたということで、その学習成果を1年生、2年生にプレゼンし、その上で3年生が指導する形で1年生、2年生が「逃げ地図」を作成してみる、というワークショップ形式でした。

プレゼンはさておき、「逃げ地図」作成の手順は以下の通りです。

①住宅地図に、ハザードマップから土砂災害の対象エリアを転写する。
 (具体的にはハザードマップと同じ色をマーカーで住宅地図に塗っていく)

②通れなくなるであろう箇所に×印を付けていく。
 (落ちる可能性のある橋梁、崩落する可能性のあるトンネル、倒れるブロック塀など)

③土砂災害対象エリアと×印を避けて自宅まで帰り着けるルートを考える。

各学年3クラスありますので、1クラスを5つの班に分け、15の教室に分かれて学習を進めていきます。各教室ではワークショップ時にさらに2つのチームに分かれて「逃げ地図」を作っていきます。

さて、それを参観した後、全体に対して講評を行いました。大きく3点です。

A)学区が山手であるため土砂災害は比較的多い。とはいえ全ての山が崩れるわけではない。
  どうしてその場所が崩れるのか、逆に崩れないところは何故崩れないのか、その理由を今後学んで欲しい。

B)帰宅のためのルートに「プランB」を作っておいて欲しい。
  通れるだろうと思っていた橋が万が一落ちていたらどうするのか。
  逆に通れないと思っていたトンネルが通れたらどうするのか。
  柔軟にルートを変更するためには、そこがどうなりそうなのかを登下校時に予めチェックして欲しい。

C)ハザードマップは1種類ではない。
  今回は地震の際に土砂災害が発生する前提で「逃げ地図」を作成した。
  しかしハザードマップには大雨による冠水などもある。それぞれのハザードマップに対応した
  「逃げ地図」を今後は考えて欲しい。

3年生は初めての学年をまたいだプレゼン&「逃げ地図」作成指導で大変だったでしょう。ですが、自分の考えたことを伝えるための努力というのを今後も続けて欲しいと話して、講評としました。